障害に負けずやりたいことはとことん応援したい
うちの長男くんは、めちゃくちゃ運動音痴です。
どれくらい運動音痴かというと、ドラえもんに出てくるのび太くんみたいな感じです。
本人はめちゃくちゃ真剣なんですけどね^^;
長男くんは、視空間性ワーキングメモリーの数値が低いのと、おそらく発達性協調運動障害が若干あることで、ビックリするぐらい運動ができません。
視空間ワーキングメモリーというのは、簡単に言うと見たものを記憶して真似したりする能力のことらしいです。この能力が低いので、身体の動かし方をゆっくり教わったり、何度も教えてもらわないとなかなか動けません。
普通なら運動が苦手なので、引きこもってしまいそうなのですが、周りのことなんか気にしないので、体を動かすことが好きなようです。
運動をさせると、みんなが教えてもらうこともなく、当たり前に出来るようなことが、言葉で伝えるだけでなく、身体を使いながら覚えさせないと出来ないわが子と、周りの子を比べてしまう状況があったりするので、親としては心が折れそうになる時もありますが、本人が一番頑張っているので、いつも夫婦で影で泣きながら応援しています。
サッカー部に入部
小学校3年生になって部活に入れるようになり、サッカーをやりたいと長男くんが言ってきたので、色々不安でしたがやらせてみることにしました。
普通であればなんてことない話ですが、うちにとって部活に入ることはめちゃくちゃハードル高いものでした。
うちの場合、小学校の先生以外には発達障害のグレーゾーンということを、周りの反応が変わってしまうことが怖かったりするので、伝えておりません。
そんな中、長男くんに部活をやらせることについて、コミュニケーション能力が低かったり、運動音痴だから心配や不安などありましたが、『やりたいならやらせてみよう、挑戦だ』なんて言ってやらせてみましたが、思った以上に大変です。
やらせてみて思った事
まず、サッカーって意外とお金かかるw
サッカーボール、ユニフォーム、スパイク、トレーニングシューズ、練習着や遠征費にetc・・・。
子供とどこかに出かける時間もないし、親が手伝ったりやることがいっぱい。
ごめんね、次男くん。お兄ちゃんに付き合わせてばかりで(´;ω;`)ウゥゥ
いままで体操教室と水泳教室に通わせていましたが、サッカーは個人種目ではないし、身体だけでなくボールを使いますので、これがまた大変です。
初めて7ヶ月、ドリブルだけは少しづつ上手になってきていますが、いまだにしっかりとした強いパスが出せないし、シュートも上手に出来ません。
試合に少し出さして貰っても、ボールを怖がって固まってしまったり、友達に怒鳴られたり、練習中仲間に入れて貰えなかったりと見ていて悔しくて泣きそうになります。
(本人は悪気はないのですが、傍から見ると真剣なのにふざけて見えてしまうところがあるせいだと思います)
悔しい気持ちと見返したい気持ちとみんなに迷惑ばかりかけていられない気持ちとで、時間があるときには、とにかく二人で公園でサッカーの特訓をしています。
中々上手にならないし、本人の意思とは別に、頭の中にスイッチがあるみたいで、やる気は変わらないのに、上手に出来る日もあれば、いままで出来てたことが全く出来ない日もあります。
サッカーのおかげで二人でいる時間が増えたので、気が付かなかった本人の特性が見えて、いままで以上に子供のことを考えられるようになりました。
上手く行かないことばかりですが、それでも本人がすごく楽しそうにやっているのと、サッカー部のみんなは、練習と試合の時以外は凄くやさしく、仲間意識が凄くあり、学校生活でも自然にサポートしてもらったりと今のところいい結果に繋がっています。
朝練で調子がいい
ほぼ毎日朝練があることで、最近子供にも変化が出てきました。
発達障害は疲れやすいと聞いていたので、疲れて学校生活に支障が出ると思っていたのですが、逆でした。
いままではボーっとしている時間が長く、話を聞いているのかどうかも解らない、何度も声を掛けてこちらに気が付くと急にテンションが上がるなど、よく解らない行動があったのですが、ほとんどなくなりました。
体力が付いたからなのか、ボーっとする時間も減ったので、顔つきもしっかりしています。
また、上手く行かなくて自分に対してイライラしてしまい、軽めの自傷行為があったのですが、それもほぼなくなり、サッカーの成長が遅い以外はいいことがいっぱいです。
調べてみると、朝の運動は脳の活性化に繋がるらしく、そのおかげで調子がいいのかもしれません。
子供の調子がいいとめちゃくちゃうれしいです。
先日授業参観がありました。学校で見る初めての調子の良さでした。周りの子供と遜色なく、むしろ積極的に授業に取り組んでいる子供をみて感動しました。
調子がいい日を少しでも多くなるようにしたいので、少しでも長く部活を続けられるように、みんなに出来る限り迷惑をかけないよう、子供と一緒に日々の特訓を頑張りたいと思います。